2020/03/08
黒にんにくについて知りたい方「黒にんにくとは…。黒にんにくとにんにくの違いってなんだろう…。黒にんにくに含まれる栄養成分の効果は凄いのか…。」 このような疑問に答えます。
✔本記事の内容
・黒にんにくの作り方
・黒にんにくとにんにくの違い
・黒にんにくの効果
昔からにんにくは栄養があるといわれてきました。風邪をひいたときにんにくを食べた経験のある方も多いのではないでしょうか。そのにんにくを熟成発酵させるとさらに栄養が高まった黒にんにくになります。今回は黒にんにくの効果についてご紹介したいと思います。
黒にんにくの作り方
黒にんにくとは、にんにくを一定の温度で1か月ほど熟成させたものです。 当社は黒にんにく製造機を作っているメーカーです。これまで国内外で合計240台を納品してきました。全国各地、海外で黒にんにくが作られています。
✔なぜ黒くなる?
タマネギを炒めると色が変わりますよね?その原因はメイラード反応です。「メイラード反応」とは糖に含まれる「カルボニル基」とアミノ酸の「アミノ基」が反応してできた「アマドリ化合物」が、「aジカルボニル化合物」を生成し、最終的にAGEs(Advanced Glycation Endproducts)を生成することです。「糖化」とも呼ばれ、メイラードさんが発見したことからメイラード反応と呼ばれているようです。白いにんにくが徐々に黒くなるのは、このメイラード反応が起こっているからです。
熟成された黒にんにくは、そのまま食べられるという食べやすさと、にんにくを超える栄養素の高さから、多くのお客様に健康食品として食べられています。
黒にんにくとにんにくの違い
にんにくから黒にんにくになると特徴が変わってきます。
どのように変わるのでしょうか?
✔味とニオイが変わる
・味
・ニオイ
味
にんにくはそのまま食べれば辛くて胃がムカムカしてきます。
それに対し熟成された黒にんにくは…
辛みがなくなり、まるでドライフルーツのような甘味と食感に。フルーティで美味しくなります。
今までのにんにくの概念を覆してきますね。
ニオイ
にんにくがたくさん入った餃子はとても美味しいですよね。しかし、翌朝のニオイが気になるところです。私もにんにくたっぷりの餃子を食べた次の日に後悔した経験があります。
✔黒にんにくは臭わない
にんにくから黒にんにくになる過程で、にんにくのニオイ成分が別の物質に変化している。
このため、食べた次の日の朝もニオイを気にしなくても大丈夫です。
黒にんにくの効果
✔黒にんにくの注目すべき栄養成分は3つ
①Sアリルシステイン
②シクロアリイン
③GABA
①Sアリルシステイン
Sアリルシステインは、生のにんにくにはほとんど含まれていない抗酸化作用のある成分です。活性酸素の増加を抑制してくれます。
②シクロアリイン
タマネギに多く含まれるイソアリインが加熱によって変化したもので、血液サラサラ効果や高脂血症の予防など、血液に関連した機能性が報告されています。
もちろんサラサラのほうがいいですよね。代謝もあがります。
③GABA
よくコンビニでGABAチョコレートをみかけるので知っている方も多いと思います。>
✔GABAの効果
ストレス対策に役立つ成分です。興奮を鎮めたり、リラックス効果があります。
GABAにはリラックス効果以外にも様々な効果があります。
・血圧を下げる働き
・肝機能を高める働き
・脂質代謝を高める働き
お酒をよく飲む方にとてもいいのではないかと思います。
黒にんにくは自然のサプリ
これまで書いてきた黒にんにく特有の成分の他にも、アルギニンなどのアミノ酸やポリフェノールも豊富に含まれています。たくさんの栄養成分を一粒で、そのまま食べるだけで簡単に摂れます。
✔無添加で安心
黒にんにくは添加物なしで、自己熟成のみで作られています。
食品添加物を気にされる方も、これなら安心ですね。
黒にんにくの食べ方・食べる量
皮を剥いてそのままお召し上がりください。朝のコーヒーと一緒に食べるのはもちろん、食後や間食にもオススメです。食べる量は、1日1片か2片が目安です。
✔料理に混ぜても美味しいです
・カレー
・ラーメン
・パスタ
・納豆
・牛丼
・餃子
・麻婆豆腐
免疫力
新型コロナウイルスが猛威を振るっています。免疫についての関心も高まっております。
✔免疫とは?
・「免疫」とは、体に対して異物になるものに攻撃を仕掛けて排除しようとする生体防御の要。
・異物とは外部から侵入してきた細菌やウイルスやカビなど病原菌のみならず、体内に生じたがん細胞も含まれる。
・免疫細胞には多核白血球、リンパ球、マクロファージ等がある。
・これらがお互いに連携し役割を分担しながら病原体やがん細胞を見つけては排除してくれる。
・黒にんにくにはTリンパ球、好中球、マクロファージの病原菌攻撃作用を増強させ、リンパ球からのインターロイキン(免疫細胞の働きを調節するタンパク質)の分泌を増加させるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させることが知られている。
・日頃から黒にんにくを食べるとNK細胞活性が1.5倍に増加するという報告もある。
黒にんにくの保存方法
✔保存方法は3種類
・直射日光を避け冷暗所保存
・夏は冷蔵庫がオススメ
・冷凍庫で冷やせばまた違う食感を楽しめる
✔まとめ
・白いにんにくを1ヶ月以上熟成すると黒にんにくになる
・黒くなるのはメイラード反応
・黒にんにくの味は甘いドライフルーツのようになる
・にんにくのニオイは気にならなくなる
・生のにんにくにほとんど含まれていないSアリルシステインが黒にんにくになると増える
・シクロアリイン、GABAといった栄養成分が豊富
・無添加で安心
・食べる量は1回1~2粒。朝と夜は特におすすめ
・料理に入れればコクがでて栄養も摂れる
・黒にんにくはNK細胞を活性化させるという報告がある
・保存は冷暗所または冷蔵庫、冷凍庫