2020/02/21
今日は岩手県のSEiKOH農苑さまにお話を伺いました。
✔目次
・にんにくの生産を岩手から青森にした理由
・黒にんにく製造機の導入
・黒にんにくの販売について
にんにくの生産を岩手から青森にした理由
ブランド力による価格差があった
①30年前、岩手で生産を開始
②中国産にんにくの台頭により、価格が下落
③一時期にんにく栽培をストップ
④青森県でにんにくの栽培をはじめる
30年前、岩手県でネギとタバコとにんにくの生産を始めました。
当初は順調だったのですが、中国産のにんにくが日本に流入し、価格が大幅に下落したことから、一時期にんにくの生産をやめました。
価格が安定し、生産を再開しようとしましたが、青森産のにんにくと岩手産のにんにくで価格差があったため、青森県で生産することを決めました。
黒にんにく製造機の導入
✔黒にんにくを作るまで
①にんにくの単価が上がらなかった
②六次産業化を目指す
③製造機の導入
にんにくの生産を再開したものの、にんにくの単価は安く厳しい状況が続いていたため、作ったにんにくを自ら黒にんにくに加工し販売できないか(六次産業化)と考えました。
黒にんにくの単価はにんにくと比較し高いため、販売できれば利益を確保でき、より安定した農業経営ができると思ったからです。
そこでトータルさんの黒にんにく製造機を導入しました。黒にんにくの作り方を調べ、炊飯器を含めいろいろな機械で作ってみました。
この機械を選んだ理由は、他社製造機で作った黒にんにくよりも甘味が強いのと、成分検査をしたところ、同じ原料なのになぜかトータルさんの黒にんにくの方が、栄養成分が高かったのが決め手でした。
黒にんにくの販売について
成城石井スーパー様とお取引開始
黒にんにくを販売するため、全国の展示会などに足を運び営業しました。
少しずつ販路が出来て調子が良くなってきたところ、東京ビッグサイトで開催されたEXPOをきっかけに、東京の成城石井スーパーさまに置かせてもらうことができました。
全国区のスーパーに置かせてもらうことができてとてもうれしい気持ちになったのと、これからもっと頑張っていきたいと希望が生まれています。
これからも美味しい黒にんにくを作り続けて、食べる方に喜んでもらえるように頑張っていきたいと思います。
独自にこの機械を使って100%黒にんにくのペーストを作る原料の製造にも成功しました。これからも新しい技術を磨いていきます。
ペースト
成城石井スーパー様
販売の様子
【商品紹介】
成城石井様で販売されている黒にんにく
【新商品】百黒(ももくろ)100日熟成にかけて名付けました。